上益城郡御船町の専門店から盆栽３３点約１８８０万円相当を盗むなどした罪に問われたベトナム国籍の男２人に判決です。

熊本地裁は１２日、男２人に懲役６年と３年６カ月の判決を言い渡しました。

判決を受けたのはいずれもベトナム国籍で三重県の無職、フイン チョン フン 被告（２４）と解体作業員のチュオン クアン ダイ 被告（２９）です。

判決などによりますと、２人は不法滞在中の去年５月、仲間と共謀し、御船町の盆栽専門店『雅松園』の敷地に外壁を乗り越えて侵入し、盆栽３３点約１８８０万円相当を盗んだものです。

１２日の判決で熊本地裁はフイン被告に「犯行の重要な役割を果たし被害額も高額。弁償の見込みはない」などと指摘し、懲役６年と罰金５０万円の判決を言い渡しました。

また、チュオン被告に対しては「犯行の主導的立場にはなく、不十分ながらも２０万円の被害弁償を申し出ている」として懲役３年６カ月を言い渡しました。