熊本の玄関口の再整備計画が進められています。

熊本市は、混雑などで利便性や安全性が低下しているＪＲ熊本駅新幹線口の駅前広場を再来年度以降、リニューアルする方針です。

ＪＲ熊本駅新幹線口駅前広場は２０１１年の九州新幹線全線開業に合わせて熊本市が整備。

しかし、その後、計画を大きく超える一般車の流入で混雑し、利便性や安全性が低下していました。

再整備計画では、駐車場を廃止し、一定時間内は無料となるゲート方式の乗り降り場を設置。

また、広場北側からのアクセスルートを新設するとしています。『おてもやん像』は広場内の分かりやすい場所に移設し、マルシェなどが開催できる広場も整備する予定です。

市は今開かれている議会に関連予算を上程。

１３日の市議会・都市整備委員会ではその事業費について質問が上がりました。

【熊本市 市街地整備課 三池 史子 課長】
「高騰の理由は建設費のコスト上昇」

今使われている広場の事業費は当時４億円だったのに対し、今回の再整備では約１４億円。

撤去費用などが上乗せされたとはいえ建設コストはかなり上昇しています。

熊本市は来年度中に撤去工事に着手し、再来年度以降に全面供用を開始する方針です。