はじめての妊娠・出産・・・
嬉しさと同時に、プレママならではの疑問や不安もあるものですね。安心のプレママロードを歩むために、専門家に教えてもらいます。

今回は『逆子と言われたら』について
お話：福田病院 河上 祥一 病院長

通常の妊娠ですと、「頭位」と言って赤ちゃんの頭が子宮の出口側にあります。妊娠初期は赤ちゃんがお腹の中で動くのが当たり前なのですが、要注意となってくるのは28週を過ぎてからです。
28週を過ぎて頭が下の状態でない場合を「逆子」、横を向いている場合を「横位」と言います。
「逆子」や「横位」の場合、一般的には、逆子体操をしていただいて赤ちゃんをお腹の上の方に動かし、向きによって右や左を向いたりする体操を行います。
逆子体操は基本、寝る前にしていただくのですが、お腹が張ることもありますので、その様な場合は無理をせず中止してください。
そして、34週ぐらいまでは外来で様子を見ますが、34週を超えても頭が下にない場合はお産の方法を検討します。
「逆子」や「横位」の場合、帝王切開を選ぶ方が以前に比べ増えていて、お産をされる方の数はかなり減っているのが現状です。
帝王切開の場合は、33～34週頃に手術の予定日を決め、37～38週頃に手術を行います。
「逆子」や「横位」とわかると、不安を持たれるかと思いますが、まずはきちんと体操をして出来るだけ頭が下になるように運動されることが一番です。
帝王切開で予約をしていても、その後入院したら逆子が治ったという方もいらっしゃいますので、最後まであきらめないことが大事だと思います。