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今回は『女性の気をつけたい病気』について
お話:福田病院 新田 愼 副病院長はじめての妊娠・出産・・・
嬉しさと同時に、プレママならではの疑問や不安もあるものですね。安心のプレママロードを歩むために、専門家に教えてもらいます。
今回は『女性の気をつけたい病気』について
お話:福田病院 新田 愼 副病院長
女性には女性特有の病気がいくつかあります。
近年、初産年齢が上がっているため、初潮からお産までの年数が20年以上の方も数多くいらっしゃいますが、初潮から初産までの年数が長い方ほど月経に関する病気を発症される傾向にあります。
月経に関する病気の一つとして「月経困難症」、や「子宮内膜症」等がありますが、症状が悪化しますと不妊の原因にもなります。
これらの病気に対する予防法や治療方法がありますので、異常を感じられたらぜひ早めにご相談に来ていただきたいと思います。
治療が遅れる原因としては、お母さんや周りの方から「月経はそんなもの」だと言われて我慢のし過ぎた結果という方が多く見られます。
月経の度に学校や仕事を休むほど症状が重い場合、「月経困難症」、や「子宮内膜症」等を疑い、早めの診断、相談を受けられることをお薦め致します。
「月経困難症」の治療薬としては「低用量ピル」が挙げられますが、欧米では80%以上の女性が使っています。
「低用量ピル」を移用しますと痛みも軽くなり、うっ血の量も減ると言われます。この他、毎月の月経を軽くして、快適に過ごせるような治療法はたくさんありますので、ぜひ早めにご相談して頂ければと思います。