プレママ ロード

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よる 9:54 OA
赤ちゃんのためにもママは太陽のように明るい存在であってほしい・・・
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今回は『妊婦さんと風疹』について

お話:福田病院 河上 祥一 病院長

はじめての妊娠・出産・・・
嬉しさと同時に、プレママならではの疑問や不安もあるものですね。安心のプレママロードを歩むために、専門家に教えてもらいます。

今回は『妊婦さんと風疹』について
お話:福田病院 河上 祥一 病院長

大人になって風疹にかかると高熱が出るなど重症化になりがちですが、なかでも最も懸念されるのが妊婦さんへの罹患です。
妊娠後期ですと流産や早産が心配され、妊娠20週頃までの妊娠初期に風疹にかかりますと、風疹ウイルスが赤ちゃんに感染し、難聴、心疾患、白内障、発達の遅れなどにつながる可能性が出てきますので、妊娠初期の風疹への対応はとても大事な問題です。
まず妊婦さんには、血液検査で「抗体価」というものをはかりますが、この「抗体価」が高い方は、風疹ウイルスが赤ちゃんに感染しづらく、比較的心配が少ないと言われます。しかし、「抗体価」が高くても、「抗体価」は年齢と共にどんどん弱まっていきますので、妊娠する前にまずは検査を受け、もし抗体がなかったり、抗体が少なかった場合には予防接種を受けることをお薦めします。
「抗体価」や「予防接種の効果」というのは、人によって差があります。
風疹ワクチンの予防接種はしたものの「抗体価」がなかなか上がらないという方が中にはいらっしゃいますので、風疹予防の為にも不要不急の外出は少しでも控えた方が良いと思います。
また、妊婦さんが風疹にかかるケースのほとんどがご主人からの感染だと言われています。妊婦さんに風疹をうつさないためにも、一緒に住んでいるご家族が風疹にかからないようにする対策が大事ですし、出来れば、同居しているご主人やご家族皆さんが、「抗体価」の検査や予防接種を受けられることをお薦めします。

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