プレママ ロード

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よる 9:54 OA
赤ちゃんのためにもママは太陽のように明るい存在であってほしい・・・
そんな思いを込めて、安心してママになれるように、
後押しする情報や知識をご紹介します。
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今回は『多胎妊娠』について

お話:福田病院 河上 祥一 病院長

はじめての妊娠・出産・・・
嬉しさと同時に、プレママならではの疑問や不安もあるものですね。安心のプレママロードを歩むために、専門家に教えてもらいます。

今回は『多胎妊娠』について
お話:福田病院 河上 祥一 病院長

『多胎妊娠』は、双子の場合で単純に言うと、六畳一間の部屋に1人でなく、2人いるようなもので、流産や早産になる可能性が少し高くなります。
双子以上の多胎妊娠の注意点としては、切迫流産、切迫早産等があり、入院治療が必要な場合もあります。胎盤が2つ分ある場合、妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群、貧血などのリスクが高まります。
双子を妊娠された方には「今から少し大変ですよ」とお話しますが、産科医にとっては、胎盤が1個なのか、膜がいくつあるかといった「膜性診断」がとても重要な意味を持ちます。「膜性診断」がしっかり出来れば、「双胎間輸血症候群」などの重篤な症状の発見も可能ですし、大きな病院に転院しなければ対応が難しいといった対処法も取ることが出来ます。
『多胎妊娠』は、帝王切開になる可能性が非常に高くなります。帝王切開は産科医療保障制度では、帝王切開をする先生と助手が、子どもさんに1人ずつ必要ですので、最低4人の医者がいないとできません。その為には、やはりそれなりの施設を持った病院でなければ、双子以上の『多胎妊娠』のお産は危険だということです。
『多胎妊娠』の場合、妊娠の経過次第ですが、総合病院やNICU(新生児集中治療管理室)のある病院への転院も視野に入れ、掛かりつけの先生とよく相談をされた方が良いと思います。

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