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今回は『手足口病の流行』について
お話:福田病院 小児科 後藤 啓 医師はじめての妊娠・出産・・・
嬉しさと同時に、プレママならではの疑問や不安もあるものですね。安心のプレママロードを歩むために、専門家に教えてもらいます。
今回は『手足口病の流行』について
お話:福田病院 小児科 後藤 啓 医師
手足口病というのは夏に流行る乳幼児から保育園に通われているお子さんに最も多く見られるウイルス感染症です。
名前のとおり、手や足、口に発疹ができる病気で、熱がでるお子さんもいますが、だいたい1日~2日で熱は下がります。
まれに大人に感染することもありますが、基本的には熱もそう長く続くことはありませんが、稀に他の感染症と同じく中重症化される方もおられます。
感染経路としては、咳やくしゃみなどから吸い込む「飛沫感染」、鼻水、水疱などに含まれるウイルスが直接またはタオルなどを介して口や鼻に運ばれる「接触感染」、便の中に排泄されたウイルスが口に入ってしまう「糞口感染」などがあります。
この手足口病には有効な予防ワクチンがなく、予防・対策のポイントとしては、普段からしっかり手を洗う、うがいをする習慣をつけておくことです。
過度に恐れる必要はありませんが、罹患して気になることがある場合はかかりつけの医師に相談して頂きたいと思います。