プレママ ロード

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よる 9:54 OA
赤ちゃんのためにもママは太陽のように明るい存在であってほしい・・・
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後押しする情報や知識をご紹介します。
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今回は『妊娠糖尿病』について

お話:福田病院 河上 祥一 病院長

はじめての妊娠・出産・・・
嬉しさと同時に、プレママならではの疑問や不安もあるものですね。安心のプレママロードを歩むために、専門家に教えてもらいます。

今回は『妊娠糖尿病』について
お話:福田病院 河上 祥一 病院長

一般的に、妊娠糖尿病(妊娠中に発見される糖代謝異常)は、妊娠24週頃から胎盤から出てくるインスリン抵抗物質が原因になって起きることが多い病気です。
妊娠糖尿病の診断は、10時間以上絶食をした後、早朝空腹時に75gのブドウ糖を飲んで、1時間後、2時間後の血糖値を調べる「75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)」で行われます。
妊娠糖尿病に対し特に注意が必要な方は、家族に糖尿病歴がある人、妊娠で急激に体重が増えた人、高齢妊娠、尿糖検査で陽性が続く人、妊娠高血圧症候群の人などです。
妊娠糖尿病は、妊娠糖尿病と診断されても身体に何かすぐ異常が起こるわけではありません。
妊娠糖尿病と診断されますと、食事療法を中心に治療をし、場合によってはインスリン注射治療が必要になることもありますが、きちんと血糖値をコントロールしていれば、生まれてくる赤ちゃんにほとんど問題はありません。
ただ、治療をせずに放置したり、食事療法を守らないと、母親自身に害はなくても、流産や形態異常、巨大児、心臓肥大、低血糖症、多血症、電解質異常、黄疸、胎児死亡などの影響が出る可能性がありますので、検査や、食事療法の指示を守り、きちんと治療をする必要があります。
なお、妊娠糖尿病と診断された方は、産後30%の確率で糖尿病になると言われますので、1年に1回は定期検査をして経過観察する必要があります。

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