はじめての妊娠・出産・・・
嬉しさと同時に、プレママならではの疑問や不安もあるものですね。安心のプレママロードを歩むために、専門家に教えてもらいます。

今回は『赤ちゃんの気をつけたい食材』について
お話：福田病院 栄養サービス部 管理栄養士　緒方 恵子さん

まず、赤ちゃんの食事で気を付けることはいくつもありますが、特に「乳児ボツリヌス症」になる可能性がある「はちみつ」「コーンシロップ」「黒糖」は、1歳未満の赤ちゃんには食べさせないでください。
「乳児ボツリヌス症」は、ボツリヌス菌が口から入って腸で毒素を出すことで発症するもので、腸管内で増殖すると呼吸困難や便秘などの症状を引き起こす危険があります。
このほか1歳未満の赤ちゃんには避けたい食品は「ゼラチン」です。牛乳やゼリーなどに含まれ内臓に負担がかかる食材だからです。
牛乳は離乳後期で、少しの量でしたら温めて料理に使用するのは大丈夫です。
寒天は問題ありません。
また、夏から秋にかけては細菌が繁殖しやすい時期ですので、食中毒には十分注意してください。
ミルクや離乳食を作るときには細心の注意が必要です。
知らないと怖いことがありますが、正しい知識を持つことで安心が得られますので、是非「離乳食教室」などの講習会にご参加ください。
福田病院では、乳児検診のほか月に一度、5ヵ月前後の赤ちゃんを対象にした「ステップ教室」を行っています。
また、1階にあります「ナチュラル」では、月に2回、離乳食教室を開催しています。お母さんたちの交流の場にもなりますので、お気軽にご参加ください。

ナチュラル（福田病院内） 離乳食教室係
（お問い合わせ）096-322-9278