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今回は『女性と漢方』について
お話:福田病院 河上 祥一 病院長はじめての妊娠・出産・・・
嬉しさと同時に、プレママならではの疑問や不安もあるものですね。安心のプレママロードを歩むために、専門家に教えてもらいます。
今回は『女性と漢方』について
お話:福田病院 河上 祥一 病院長
漢方薬は中国数千年の歴史があり色んな古典資料が残っていますが、そのほぼ半分は女性向けの漢方薬についてなんです。
西洋医学がない時代は漢方薬しかなかった訳ですから、生理痛、生理不順、妊娠中など、それぞれに数多くの記載があります。
漢方薬は体質改善を中心に行うものですが、西洋医学のように「この病気にはこの薬」と同じ様な「証(しょう)」と言うものがあり、その人の状態に合わせた漢方が処方されます。
このため同じ漢方薬でも効果がある人と無い人が出てきますので、効果がない場合他の種類の漢方薬に変えることになります。
よく「妊娠をしたいので漢方薬が欲しい」と言って来られ方がいらっしゃいます。
漢方薬は妊娠の為に飲むのではなくて、妊娠に向けた方向に進む、結果体を元に戻すというか、より改善された体質にする為のものですので、必ずしも妊娠を希望される場合にはこれといった漢方薬いうものはありません。
漢方薬には市販のもありますが、せっかく飲まれるのでしたら、漢方専門の先生のところに行かれ、自分の体、症状に合わった処方をして頂くことをお薦めします。