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今回は『赤ちゃんの抱っこ』について
お話:福田病院 小児科 土屋 廣幸 医師はじめての妊娠・出産・・・
嬉しさと同時に、プレママならではの疑問や不安もあるものですね。安心のプレママロードを歩むために、専門家に教えてもらいます。
今回は『赤ちゃんの抱っこ』について
お話:福田病院 小児科 土屋 廣幸 医師
昔は「抱き癖がつく」と言われ、余り長時間抱っこすることを良しとはされていませんでしたが、近年では「抱くことが一番良いこと」であり、医師からは「出来るだけたくさん抱っこしてあげてください」勧められるようになりました。
その抱っこする方法ですが、「横抱き」は足が揃ってしまうことから、股関節が開きにくくなり、「股関節脱臼」になりやすくなることが分かってきたため、小児整形外科学会や専門の先生たちから「縦抱き」を推奨する様になりました。
実際、赤ちゃんの足をしっかりM字型に開いてあげるこの「縦抱き」が浸透し始めたこの10年ほどで「股関節脱臼」になる赤ちゃんの数が非常に減ったそうです。
母乳を飲ませるときは「横抱き」にしがちですが、足の間から手を入れ、両足がくっ付かないようにし、出来るだけ「縦抱き」に近い形で授乳して頂ければと思います。