プレママ ロード

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よる 9:54 OA
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今回は『子宮頸がん予防ワクチン』について

お話:福田病院 新田 愼 副病院長

はじめての妊娠・出産・・・
嬉しさと同時に、プレママならではの疑問や不安もあるものですね。安心のプレママロードを歩むために、専門家に教えてもらいます。

今回は『子宮頸がん予防ワクチン』について
お話:福田病院 新田 愼 副病院長

子宮頸がんは、「ヒトパピローマウイルス(HPV)」が原因と言われる癌の一種です。
ヒトパピローマウイルスには、100種類以上のタイプ(型)があり、そのうち子宮頸がんの発生に関わるのは約15種類(高リスク型HPV)です。
現在接種されている子宮頸がん予防ワクチンは、子宮頸がんの原因の50~70%を占める2種類(16型・18型)のHPVに予防効果があります。
日本や海外のデータを見てみますと、この子宮頸がん予防ワクチンの接種により、子宮頸がんの前癌病変である高度異形成から上皮内がんの発生を50%以上抑えることが明らかになっています。
接種を開始した頃は日本でも70%程度の接種率でしたが、副反応の報道があった現在では0.6%にまで低下しています。
海外ではワクチンの有効性がはっきりとわかっていて、あと10年程度でほぼ子宮頸がんは消滅すると言われています。
日本ではまだ接種率が0.6%と低く、発症年齢が20代~40代と若い方達がたくさんいらっしゃいますので、ワクチン接種率を上げなければ世界の中で日本だけに子宮頸がんが残ってしまうことになりかねません。
将来の子宮頸がんを予防するためにも接種対象の年齢のご家族の方はぜひ子宮頸がん予防ワクチンの接種についてお考え頂きたいと思います。
熊本市等のホームページ等にワクチン接種について詳しく紹介されていますのでご参照頂ければと思います。

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