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食中毒(1)

食中毒とは、食中毒を起こす原因となる細菌やウイルス、寄生虫、有毒な物質がついた食べ物を食べることによって、多くの場合、下痢や腹痛、嘔吐など急性の胃腸炎症状が出る病気のことです。

5月〜7月の梅雨時期と7月〜9月にかけての夏の時期は湿度や気温が高く、細菌が増えやすいので、この時期には細菌性の食中毒の発生件数が増加する傾向にあります。細菌性食中毒のなかで発生件数が一番多いのは、カンピロバクターによる食中毒です。

カンピロバクターはニワトリやブタ、ウシなどの動物の腸内にいる食中毒を引き起こす細菌です。少量の菌で食中毒を起こすことと、潜伏期間が2日〜7日とやや長いことが特徴です。症状は、下痢、腹痛、発熱、嘔吐、頭痛、悪寒、倦怠感などであり、他の細菌性食中毒と似ています。多くは1週間ほどで軽快し、死亡例や重症例はまれですが、小さなお子さんや高齢者、抵抗力の弱い方では重症化する危険性もあり、注意が必要です。

カンピロバクター食中毒の主な原因として、生の状態や加熱不足の鶏肉、調理器具の不適切な取り扱いによる二次汚染などが挙げられます。
ご家庭や飲食店におけるカンピロバクター食中毒の予防として、生や十分に加熱されていない鶏肉を食べないよう、食べさせないように気をつけましょう。生肉は新鮮だから安全とは限りません。鶏肉を十分に加熱調理することが重要です。また二次汚染の防止として、1)生肉を処理するまな板、包丁と、他の食品を処理するものは別々にする、2)生肉を取り扱ったあとは十分に手を洗う、3)生肉に触れた調理器具などは使用後に洗浄、消毒することに注意しましょう。

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