熊本県医師会 会長年頭挨拶
皆さん、明けましておめでとうございます。2025年の新春いかがお過ごしでしょうか?
さて、昨年を振り返ってみますと様々なことがありました。
まず1月1日に大きな地震が能登地方を襲いました。私もさっそく駆けつけましたが、熊本県医師会では27チームのJMATチームを1/8~2/29まで継続して派遣して医療の支援を行いました。
ただその能登地方、9月には水害がおきまして大変なご苦労を経験しておられます。お見舞い申し上げます。
それから4月に診療報酬の改定がありました。大変厳しい改定でした。物価高騰の中、医療機関の先生方ご苦労も多いことと思います。何か支援をと思っております。
さらにもう一つの目玉は、医療におけるDX化の実現です。医療にとって大事なツールです。医師不足、医師の偏在の中、どう解決するか。そのDX化、重要だと思います。その他に、医療を合理化して医療費の高騰を抑える働きもあります。ただなかなかその導入は容易ではありません。
12月2日からマイナ保険証がスタートしていますが、その加入率は15%程度であると。どうぞご協力のほどよろしくお願いいたします。
また4月から第8次保健医療計画がスタートしました。これまで5疾病5事業であったものが、5疾病6事業となりまして感染症が加えられ ました。いつ新しい感染症が出現しても対応できるように備えをしていかなければならないと思います。
熊本の地域医療、様々な課題を抱えておりますが、県民の皆様にはご指導ご協力のほどよろしく願いいたします。