熊本のニュース一覧

パワハラ自殺 上益城消防組合が元上司に8800万円請求【熊本】

2019年、元上司のパワハラが原因で職員が自殺したとして、遺族から損害賠償を求められた上益城消防組合が元上司を提訴です。

約1億1000万円を遺族に支払った消防組合が、そのうち8800万円を元上司に支払うよう求める裁判を起こしたことが分かりました。

訴えを起こしたのは上益城消防組合です。上益城消防組合では、2019年に男性職員が「パワハラを受けた」などの文書を残して自殺。

男性の遺族は自殺の原因が当時の上司によるパワハラであるとし、消防組合に対して損害賠償を求める裁判を起こしていました。

ことし2月、熊本地裁は元上司の行為をパワハラと認め、「男性の自殺とも因果関係がある」と指摘。

遺族の訴えを全面的に認める判決を言い渡しました。

代理人弁護士によりますと、消防組合はすでに、約1億1000万円を遺族に支払ったということです。

消防組合は3月5日付で男性の元上司を提訴。

訴状によりますと、消防組合は「男性の自殺を予見できたにもかかわらず、パワハラ行為を繰り返した元上司には重大な過失がある」として、遺族に支払った約1億1000万円のうち、8800万円の支払いを求めています。

プッシュ通知でTKUの番組やイベントの
最新情報をお届けします!