サクラやボタンなど季節の花々を使った押し花を集めた展示会が県立美術館分館で８日から始まりました。

絵画のような作品が訪れた人々を楽しませています。

波が富士山を飲み込むような迫力ある作品。

絵の具や鉛筆で描かれたものではなく、植物で表現されています。

波の部分に使われているのはススキに似た植物パンパスグラスです。

展示会『火の国押し花フェスタ』には、福岡や熊本などで活動する『雅押花の会』のインストラクターが制作した作品約７０点が展示されています。

『華やぎ』と題された作品は、ボタンの花びらを一枚ずつ分解して押し花にしたものを立体的に組み立て直したもので、鮮やかなピンクが目をひきます。

また、花飾りをつけた女性が中央に配置されたこちらは『お出掛け』。

女性の周りにデザインされた葉はケシの実でできています。

このケシの実は炒ることで濃淡が付けられていて、押し花の表現の奥深さを感じます。

押し花の魅力が詰まったこの展示会は５月１２日まで県立美術館分館で開かれています。