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熊本地震から4年9か月 大道芸家族が被災地訪問

きょうの特集です。
熊本地震からきょうで4年9カ月です。
福岡を拠点に大道芸を披露する『福岡ゆめポッケ一座』は、地震の被災地を毎年訪れ慰問公演を続けています。
被災地との絆、そして、座長の秘めた思いを見つめます。
【福岡ゆめポッケ一座座長 宮崎 紀行さん】
「よろしくお願いします!」
西原村の小森仮設団地に響くにぎやかな声。
福岡を拠点に一家9人で大道芸を披露する『福岡ゆめポッケ一座』です。
座長で家族の大黒柱、宮崎 紀行さんが8人の子供たちとボランティアで活動を始め、今年で9年目になります。
【座長 宮崎紀行さん】
「僕が前はやんちゃな方で人に迷惑をかけているほうが多かったが、ボランティアをやりだして被災地に行きだして人に感謝され、感謝するようになった」
トラック運転手だった宮崎さん。
9年前に脳梗塞や狭心症を患い、リハビリで落語を始め、高齢者施設を慰問したことがこの活動のきっかけでした。
そして、熊本地震が発生し、被災地・西原村に来るようになりました。
【西原村 小森仮設団地自治会長 平島 睦子さん】
「(来てくれと)声掛けたら『いいですよ』って言われ、そこから1、2、3、4年目あってずっと支援してくださっている」
【座長 宮崎 紀行さん】
「(着付け中)子どもたちも私のことを座長と呼ぶ…」
一座の訪問は今回で6回目。
今年はある特別な思いで西原村を訪れました。
【座長 宮崎 紀行さん】
「今日はちゃんと家内も連れてきました、美人でしょ」
一座を支えてきた妻のみほさん。
去年5月に体の不調を訴え、検査の結果、膠原病と判明しました。
肺炎も併発し、治療を続けましたが7月7日、帰らぬ人となりました。
【座長 宮崎 紀行さん】
「家内が入院中に『今年、西原村、コロナで行けるかな、どうかなぁ』と言っていた。『じゃあ治ったら行こうよ』と約束して、僕もその約束を果たすために平島さん(自治会長)にお願いして、きょうに至った」
公演では、次男の直哉さんと宮崎さんが落語を披露。
さらに踊りや皿回しで会場を盛り上げます。
【座長 宮崎 紀行さん】
「正直、ボランティアをやる上でNPOとかではないんで本当に貧乏ボランティアです」
病気でトラック運転手を辞めてからは、生活保護を受けています。
決して楽な生活では
ありません。
【座長 宮崎 紀行さん】
「子供たちは『お金じゃない何かをもらっている』と言って子供たちが、家内が背中を押してくれている」
「ありがとうございました」
【小森仮設団地 住民】
「楽しかった。今までが(娯楽が)なかったから出て話をするだけで楽しい」
【福岡ゆめポッケ一座長女 まどかさん】
「地元の皆さんも一緒になって踊ったり拍手したり本当に楽しかった」
【座長 宮崎 紀行さん】
「家内の思いも今年、西原に行くっていうのもかなえられたし、また引き続き、西原村には来て応援していきたい」
家族9人、互いに支えあってこれからも元気な声を届けます。

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