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吃音への理解を深めて『吃音ドクター』が教職員向けに研修

障害や個性を認め合う『多様性社会』を目指して4日菊池市で教職員向けの研修会が開かれました。
テーマは言語障害の一つである『吃音症』について。当事者でもある医師が教育現場で求められる合理的配慮について語りました。

【吃音症を抱える 菊池南中学校2年吉田光さん】
「授業中でも『どもる』それが僕の普通です。僕の周りだけではなく、合理的な配慮は吃音のある全ての人が受ける権利があります」

これは100人に1人が抱えるとされる吃音症への理解を深めようと菊池南中学校が主催したもので、オンラインも活用して菊池市内すべての小中学校合わせて15校が参加しました。

吃音症は言葉を話そうとするときに同じ音を繰り返したり、詰まったり、伸ばしたりする言語障害です。
講師は九州大学大学院の菊池良和医師。自らも吃音症の当事者であり、『吃音ドクター』として臨床研究や啓発活動を行っています。

【九州大学大学院 菊池良和医師】
「吃音というのは『氷山の一角』であって、どもっていないから困っていないわけではないということをご理解ください」
菊池医師は『吃音症は見えにくい障害で、様々な困りごとが隠れている。吃音について話すことをタブー視せずに児童生徒に声をかけてほしい』と話しました。

【九州大学大学院 菊池良和医師】
「基本的に吃音があることを認めてあげる。「時間がかってもいいんだよ」ということを言ってあげるだけで、とてもいいです」

また「吃音が出てもせかすことなく待ってほしい」「いじめやからかい予防のために周囲への理解を促してほしい」など学校現場での合理的配慮を呼びかけました。
【研修会に参加した教職員】
「自分自身への反省も含めてこれから子どもたちへの関わり方をまた変えていきたいなと思います」「学校現場から変えていかなくちゃいけないなとつくづく思いました」

【菊池南中学校 田嶌浩紀校長】
「吃音だけに限らず、子どもの困り感をなくしていこうということの一つとしても
こういう研修をより深めていくことが、今後ますます大事になってくると思います」

【吃音症を抱える 菊池南中学校2年吉田光さん】
「こういう場で吃音の事をよく知ってくれたらいいと思います」

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