元厚生相の 塩崎 恭久さんが 子どもの権利や 家庭的養育をテーマに 講演【熊本】
元厚生労働大臣の塩崎 恭久さんが20日子どもの権利や家庭的養育をテーマに熊本で講演を行いました。
塩崎さんが講演したのは益城町で開かれた九州ファミリーホーム協議会研究会・熊本大会です。
『ファミリーホーム』は、親が育てられない子どもを里親などの経験を持つ人が
自らの家庭に迎えて養育する制度で、現在県内には8つのファミリーホームがあります。
塩崎さんが厚労大臣を務めていた2016年に児童福祉法が改正され『家庭養育優先』の原則が明記されました。
おととし政界を引退した塩崎さんは、去年地元愛媛県で里親登録し自ら子どもの社会的養育に携わっています。
塩崎さんは、養育者や里親機関、行政の担当者を前に次のように述べました。
【元厚労相 塩崎恭久さん】
「小さい子ども・乳幼児は乳児院を含む施設で長く暮らしていると、特定の大人との関係づくりが苦手になってしまう。だから特定の大人との関係づくりが苦手にならないように小さい子ども全員、0歳児から里親・ファミリーホームで養育を」
塩崎さんは「家庭的養育の環境整備をスピード感をもって進める必要がある」と強調しました。
【元厚労相 塩崎恭久さん】
「社会人になるまでに間に合うように子どもたちにケアがちゃんとできる社会的養育のシステムを作っていかなきゃいけない」