熊本のニュース一覧

7月大雨で崩落した金内橋 仮橋が開通【熊本】

7月の大雨から4カ月あまり。地域住民にとって欠かせない橋が帰ってきました。大雨で崩落し通行止めとなっていた山都町の金内橋。すぐそばに仮の橋が完成し、21日開通しました。

【西村 勇気 アナウンサー】
「金内橋の復旧工事なんですが、当時、濁流と化していた緑川流域、御船川の流れを一部せき止める形で行われています。元の橋のすぐそばに長さ40メートルの仮橋が設置されました」

山都町にある金内橋。1962年の建設で熊本市内から山都町を抜け、宮崎方面に向かう道路として、地域住民の生活を支えています。

しかし、ことし7月3日。

県内で線状降水帯が2度発生する大雨により御船川が増水。

金内橋の橋脚が流されたことで橋全体がV字型に折れて崩落し、通行止めを余儀なくされていました。

あれから4カ月あまり。元の橋のすぐそばに仮設道路と仮の橋が完成。

仮橋は長さ約40メートル、幅7メートルで、元の橋と変わらぬ仕様となっていて、一般車のほか、大型車両と歩行者も通ることができます。

21日は山都町の梅田穣町長や熊本県の関係者などがテープカットをして開通を祝いました。

【西村 勇気 アナウンサー】
「午前11時です、パトカーに先導され、一般の車が金内橋を渡ってきます」

【地域住民】
「すばらしい(仮)橋ができたと思います」
「国道(445号)で出たり入ったりするので、需要が多かったと思う」

あの日橋が崩れる直前に車の通行を制止し、人的被害を防いだ男性は・・・。

【橋の危険を知らせた志賀郁夫さん】
「消防団に所属しているんですけども」「地域の現状を踏まえた防災活動や声かけですね」「これからもやっていきたいと思います」

県によりますと、元の橋の建設・復旧時期はまだ未定ですが、21日の仮橋開通を契機に今後、迅速に計画を進めていきたいということです。

プッシュ通知でTKUの番組やイベントの
最新情報をお届けします!