熊本県に次いで今年、宮城県内に台湾大手の半導体工場が建設されることになりました。これを受け熊本大学と東北大学が２９日共同研究などに関する協定を結びました。

締結式には、熊本大学の小川久雄学長や東北大学の大野英男学長などが出席しました。

協定書では、熊本県と宮城県内に、台湾大手の半導体工場が立地することを受け、人材育成や教育・研究などについて連携することが盛り込まれています。

２つの大学は、人材育成が喫緊の課題とし、ｅラーニングの立ち上げやリスキリングの実施など、具体的な取り組みについて協議していく方針です。

【東北大学　大野英男学長】
「工場の立地がされている熊本大学のその知見というのは我々にとっても非常に貴重なものになると思う。産業として骨太なものにしていくための研究開発を熊本大学と
ぜひ一緒にやりたいと、そういう思いでいます」

【熊本大学　小川久雄学長】
「東北大学の非常に高いレベルを一緒に共同研究することによって、教えていただきまして、それによって世界に立ち向かうと、そういうふうに考えております」

協定のなかでは、半導体関連のほかにも、医療や健康などに関する分野で、連携することが盛り込まれました。