３日午後、宮崎市のサッカーグラウンドに雷が落ち、熊本県立鹿本高校の男子サッカー部員４人が病院に搬送されました。

この事故で高校生とみられる２人が意識不明の重体となっていて学校側が確認を進めています。

消防によりますと、３日午後２時４０分ごろ、宮崎市の宮崎産業経営大学にあるサッカーグラウンドに雷が落ち、１８人が救急搬送されました。

このうち、高校生とみられる２人が意識不明の重体です。

当時、宮崎県内には、雷注意報が発表されていました。

関係者などによりますと、３日は宮崎市の鵬翔（ほうしょう）高校と熊本県立鹿本高校のチームが試合をしていて、試合前のウォーミングアップ中に鹿本高校のベンチの近くに雷が落ちたとみられています。

【西村勇気アナウンサー】「選手たちはまさにきょう夕方に帰って来るはずでした。その中での不慮の事故。取材対応にあたった教頭は『とにかく今は生徒の無事を祈っています』と言葉を絞り出しました」

鹿本高校によりますと、男子サッカー部の部員と指導者約３０人が２日から練習試合のため宮崎県に遠征していたということです。

落雷で男子部員４人が救急搬送されたほか、他の部員７人も病院で治療を受けているということです。

学校側は部員の被害の状況について確認を進めています。
【４月３日２１時時点の情報】