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SNSなどで話題 2キロの桜並木「サクラミチ」【熊本】

今年のサクラシーズンは曇りや雨の日が多くまだお花見を楽しんでいない方もいらっしゃるのではないでしょうか。5日はまず、今が見頃のスポットを紹介します。

SNSなどで話題を呼んでいる阿蘇郡高森町の桜並木。5日は一時、小雨が降る天候でしたが、多くの人が訪れていました。

【寺田 菜々海アナウンサー】
「シダレザクラ、枝いっぱいに花をつけてまさに見頃です。小雨が降る中ではありますが雨に濡れるサクラの花はしっとりと潤いを増して美しいです」

高森町の上色見地区。

東京ドーム4個分の広大な土地に約1万本、10品種以上の桜が植えられています。

去年のサクラシーズンは約5万人が訪れたという新名所『サクラミチ』です。

一番の見どころは400本のシダレザクラが並ぶ約2キロの桜並木。

この道は、2012年の九州北部豪雨をきっかけに整備された、防災道路で、その『復興の道』沿いにサクラや菜の花が咲いています。

【見物に来た人】
(福岡県から)
「きれい。毎年来ている。とってもきれいなので3時間かけてきた」
(大分県から)
「種類が多いですね。ピンクにもいろいろあるんだな」
「雨に濡れていてしっとりした感じが花びらに出ているので最高」

手掛けたのは3代続く植木の生産業、『大阿蘇造園』の後藤 英保さん、保範さん親子です。

元々この地でサクラなどの落葉樹を生産していましたが、5年前に防災道路が整備されたことをきっかけに『ここをサクラの名所にしよう』と一念発起。根子岳を望む桜並木の景色はSNSでも話題となっています。

3月末(すえ)にはサクラミチの近くにテイクアウト専門店もオープン。

サクラと一緒にスイーツも味わえます。

【大阿蘇造園 後藤 保範 営業部長】
「サクラの魅力、植木の魅力をみんなに知ってもらってこういう植木の生産業という仕事を知ってもらえるとうれしい」

6日と7日はキッチンカーが集まるイベントも開催予定。

シダレザクラの見頃は来週いっぱいとのことですが、その後は、八重桜などが咲く予定で4月中旬まではお花見を楽しめそうです。

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