台湾の半導体製造大手ＴＳＭＣが菊陽町に建設する第２工場について、第１工場の東側隣接地で計画されていることが分かりました。９日菊陽町で開かれた会議で町側がＴＳＭＣの子会社ＪＡＳＭからの情報として明らかにしました。

【岡崎　宣彰記者】
「こちらはＴＳＭＣの第１工場です。菊陽町は、第２工場について第１工場の東側と明らかにしました」

台湾の半導体製造大手ＴＳＭＣは日本で初めての工場を菊陽町原水に建設し、ことし２月に開所式を実施。４月６日にＴＳＭＣのシーシー・ウェイＣＥＯが、第２工場についても第１工場と同じ菊陽町に建設予定と岸田総理に明らかにしています。

９日菊陽町で開かれた半導体産業の企業誘致に向けた本部会議では、町の担当職員が
ＴＳＭＣの子会社・ＪＡＳＭからの情報として、「第２工場の予定地は第１工場の東側」と明らかにしました。

第２工場は第１工場の敷地面積の１．５倍を計画していて、２つの工場で合わせて３４００人が雇用される見込みです。

ＴＫＵの取材にＪＡＳＭの広報担当者は「第２工場はオフィス棟東側の隣接した土地を予定していて、年内の着工を目指している」とコメントしました。
また、菊陽町はＴＳＭＣの進出を受けて、菊陽町原水の一部で都市開発を進めていて、ＪＲ豊肥線の新駅やスケートボードなどアーバンスポーツの施設の整備を計画。

新駅周辺のおよそ７０ヘクタールで区画整理も検討していて、宅地だけでなく、ホテルや大学のサテライトキャンパスの誘致を目指しているということです。

【菊陽町　吉本　孝寿町長】
「県と一緒になって今後５年間、いま計画がある道路をしっかりと整備する。（都市開発は）菊陽町が今後、成長する中で必要不可欠な事業」