西鉄・西日本鉄道など３社は、熊本市東区に新たに物流施設を建設すると発表しました。

この物流施設は半導体関連産業の集積に向け、熊本市が民間企業と連携して新たに整備した産業用地に建設されます。

物流施設が整備されるのは熊本市東区戸島町の国道４４３号線沿いです。

西日本鉄道によりますと、この物流施設はいずれも本社が東京の戸田建設、東京建物との共同開発で、延べ床面積約７万３０００平方メートルの４階建ての倉庫１棟を整備します。

複数のテナントが入る「マルチテナント型」を採用するということです。

来年１０月に着工し、２０２７年３月に完成予定です。

また、台湾の半導体製造大手ＴＳＭＣや「サプライチェーン」と呼ばれる関連企業が進出している菊陽町などとも近いことから、半導体の材料や製品の倉庫としても使用できる造りとなっています。

西日本鉄道が熊本に物流施設を構えるのは初めてで、賃貸型の事業への参入も初めてとなります。

熊本市はＴＳＭＣの進出を受け、新たな産業用地を確保しようと、不動産開発会社３社と協定を結んで用地の整備を進めていて、今回の建設地はそのうちの一つです。