県の希少野生植物のひとつアマクサミツバツツジが上天草市で咲いています。

上天草市姫戸町にある白嶽森林公園一帯には、およそ１万５０００本のミツバツツジが自生しています。

このうちアマクサミツバツツジはわずか１００本から２００本ほどで花は直径５センチほどの薄紫色、一般のツツジに見られる斑点模様が少なく、枝先に３枚の葉がつくのが特徴です。

県のレッドデータブックで絶滅危惧種に分類され、国内で見ることができるのは白嶽森林公園一帯だけです。

地元では、山の岩の間に咲いていることからイワツツジとも呼ばれていて、八代海が見下ろせる崖の中腹にも花を咲かせていました。今年は４月中旬にピークを迎え４月下旬まで楽しめるということです。