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熊本地震で被災した熊本城宇土櫓 素屋根内部を特別公開へ【熊本】

続いては2016年の熊本地震で被災し解体工事が進められている熊本城宇土櫓です。工事の進捗状況を一般の人にも見てもらおうと熊本市は櫓を覆う素屋根内部の特別公開を始めます。

【郡司琢哉アナウンサー】
「有料部分に入っても普段はここまでしか宇土櫓に近づくことができませんが…特別公開の日はここまで近づけます」

今年1月に本格的な解体工事が始まった国の重要文化財、宇土櫓。

解体は2年間かけて行われ、再建完了は2032年度の予定です。

立ち入りが可能になるのは五階櫓の1階と2階部分に隣接する素屋根内部の工事用の足場で、公開日は毎月第2日曜日。ヘルメット着用の必要はありません。

現在1階、2階は地震直後と変わらぬ姿をとどめていて、壁や屋根の被災状況を
間近に見ることができます。

また、加藤時代の『桔梗』と細川時代の『九曜』が描かれた鬼瓦が近い場所に設置され、城内では宇土櫓だけという家紋の混在を見ることもできます。

【熊本城復旧整備課岩佐 康弘 課長】
「今現在、上の方から瓦を外し屋根を取り壁を外していって、最終的には軸組だけになっていくんですけど、どんどんこちらの方もまず瓦がなくなって、壁がなくなって、最終的には軸組だけがまず残るという状態になります。そういう姿を見るのも今回ならではですので、本当に貴重な体験をより多くの人にしていただきたいという思いです」

初回の公開は今度の日曜日14日。5月は3日から5日までの連休中に行われます。

ところで、今回、一般への公開はありませんが、3階以上では工事はどれほど進んでいるのか見せてもらいました。
その様子は後日、ライブニュースでお伝えします。


※熊本城入園料
高校生以上800円、小・中学生300円が必要
※公開日
4月12日(日)
5月3日~5日
以降は第2日曜日

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