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川辺川への流水型ダム建設 環境影響『準備レポート』に対し蒲島知事が意見書を提出【熊本】

川辺川への流水型ダム建設をめぐり熊本県は12日環境への影響をまとめた国の『準備レポート』に対し、「環境に極限まで配慮されたもので清流を守ることにつながる」とする蒲島知事の意見書を提出しました。

流水型ダムをめぐっては国交省が環境アセス法と同等の環境影響評価を実施しています。『準備レポート』はダムが環境に及ぼす影響をまとめたもので、法に準じた4段階の手続きのうち、第3段階に相当し、国交省が去年11月に公表していました。

熊本県は流域市町村や公聴会での意見を踏まえ作成した蒲島知事の意見書を12日、国に提出しました。

意見書では『準備レポート』で示されたダムの構造や運用について「環境に極限まで
配慮されたもので、清流を守ることにつながる」と評価。そのうえで、ダムの建設工事中、川の水を流す仮排水路トンネルについて、アユなどの魚類が移動できているか
状況を確認し、必要に応じて適切な措置を講じること。

試験湛水を行う際には、環境への影響を極限まで最小化する手法を検討することなどを求めています。

12日の会見で蒲島知事は国に対して引き続き流域住民への丁寧な説明を求めました。

一連の手続きで知事が意見を出すのは今回が最後、国交省は知事意見を踏まえ最終段階の『評価レポート』を作成します。

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