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熊本市職員参集抜き打ち訓練 熊本地震の本震から8年

熊本市役所では早朝、職員参集の訓練が行われました。

訓練は、「熊本市で最大震度6弱の揺れを観測した」という想定で職員に事前に日程を伝えない抜き打ちで実施。

16日朝、6時半に連絡を受けた職員たちが次々と登庁しました。

集まった職員は情報や調整、物資供給などの班に分かれ、それぞれの動きを確認しました。

【大西 一史 熊本市長】
「8年もたてば千数百人の新しい職員が入っていることを考えると、実はもう8年前の経験というのは完全に同じようには生きないという気持ちをもって訓練に当たってほしい」

16日の訓練では、体調不良者以外の全員が午前8時18分までに出勤。去年より12分短縮できたということです。

そして午前10時、大西市長ら幹部職員が庁議を前に熊本地震の犠牲者へ黙とうを捧げました。

熊本市では災害関連死を含め88人が犠牲となりました。

会見で大西市長は、8年前の教訓を生かし1月に起きた能登半島地震でできることについて問われると・・。

【大西 一史 熊本市長】
「熊本地震の被災地から言えることは、大きな被害があったとしても必ず立ち直れるんだということを皆さん信じて。今本当につらいと思います…(沈黙)私は思い出すとこんな感じで、まだ心に込み上げてくるものがある。必ず復興すると信じて前を向いて頑張ってほしいと思う」

大西市長は、深い傷を負った被災者に寄り添う姿勢が重要と強調しました。

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