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児童に暴行を加えたとして小学校教諭の行為を『体罰』と認定【熊本】

熊本市の体罰等審議会は児童に暴行を加えたとして小学校教諭の行為1件を『体罰』と認定しました。『体罰』は、昼休みに児童と教諭が遊びの中でサッカーをしていたときに起きたものでした。

「ボールを奪おうと体をぶつけてきた児童に立腹し同児童を投げて転倒させた上、胸元をつかんで引き上げる暴行を加えた」

熊本市教育委員会の発表によりますと、この教諭は、昨年度3学期の昼休み、小学校複数学年の児童30数人と学年対抗のようなかたちでのサッカーに参加。

その際、1人の児童のプレーに腹を立て、転倒した児童の胸元を引き上げ揺さぶるなどし頭部や顔面の打撲など児童にケガを負わせたものです。

ケガをした児童は他の児童が保健室に運び、校長にも伝えられ事態が発覚しました。

教諭の行為は、学識経験者などで構成する熊本市体罰等審議会で17日、『体罰』と
認定されました。

また審議会は、教諭が自ら打撲させた児童の救護を行わなかったこと、さらにその後、校内で児童とすれ違った際、「ファウルするな、おかしいだろ」と発言した
合わせて2件の行為を『不適切』としました。

教諭は市教委の聞き取りに「かっとなって申し訳なかった」と述べ、児童と保護者に
謝罪したということです。

市教委によると教諭は現在、担任を外され授業も行っておらず、今後、懲戒処分の指針に照らし処分される見通しです。

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