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日本画工房『浮島館』の設立30周年を記念した作品展【熊本】

上益城郡嘉島町にある日本画工房『浮島館』の設立30周年を記念した作品展が
熊本県立美術館分館で開かれています。会場には日本画を学ぶ子供たちが雅な世界を表現した作品も展示されています。

日本画工房『浮島館』で、日本画や古典絵画を学ぶ55人の作品195点が展示されている30周年を記念した作品展。

こちらは、代表で日本画家の大塚 浩平さんと生徒たちが再現模写した御座船・波奈之丸の天井画です。

熊本藩主・細川家の参勤交代のために造られた船の天井画は、天然素材の顔料と金箔が艶やかな世界観を表現しています。

『天井回廊』と名付けた展示スペースで見上げながら鑑賞できる天井画。大塚さんは、この作品を巡回展示する取り組みを始めています。

【浮島館・大塚浩平さん】
「これからは美術館に見に行けない、ベッドから起き上がれない方が見られるように
ホスピスなどの施設を巡回して天井画を見せていけたらいいなと考えている」

大塚さんの日本画教室では、子供たちも日本画の伝統技法を楽しみながら学んでいます。

会場では、かるた作品など子供たちの自由な発想が生み出した、ほほえましい
日本画も来場者の目を楽しませています。

この作品展は熊本県立美術館分館で4月21日までです。

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