まるでトンネルのように咲き誇る藤の花は多くの人を魅了しています。熊本県の天然記念物にも選ばれている玉名市の『山田の藤』が見頃を迎えています。

【前田 美沙希 記者】
「太陽の光が降り注ぎ、キラキラと輝く藤の花。満開を迎え、甘く華やかな香りが広がっています」

藤の花が見頃を迎えているのは、玉名市の山田日吉神社です。

鳥居を抜け、神社の境内に入っていくと、薄紫色の藤の花がまるでトンネルのように咲き誇っています。

この通称『山田の藤』、１９６５年に熊本県の天然記念物に選ばれていて、樹齢およそ２００年と推定されています。

垂れさがるように咲く花房が風に揺れると甘い香りが広がり、多くの人を魅了します。きょうは県内外から来た家族連れなどでにぎわっていて、訪れた人たちはその美しい光景を写真に収めるなどして思い出に残していました。

【訪れた人】
「大阪から来た。きれいですね」

【訪れた人】
「きれい。感動する。去年も来たが、今年は初めて赤ちゃんと３人で」

【訪れた人】
「ちょっと遠くて４０～５０分かかるが、来る価値がある。どこを写真に撮ってもいいんじゃないかな」保存会によりますと、藤の花は今が見頃で、早めに見に来てほしいということです。

また、４月２３日までの午後６時から１０時までライトアップも行われます。