警察官などを装った男からうその電話がかかり八代市に住む高齢女性がおよそ４０００万円をだまし取られました。男は被害にあった女性と同じ名義の口座を作り、金を振り込ませていたということで警察が詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、ことし３月上旬、八代市に住む８０代の女性に東京の警察を名乗る男から「暴力団員が『あなた名義で口座を開設し健康食品の売上金数百万円を入金した』と言っているので調べる必要がある」などと電話がありました。

４月には身に覚えのない女性名義のキャッシュカードが自宅に届いたという事です。

その後も５月上旬にかけて「捜査のために預金残高が知りたい」「口座の金を移してほしい」など東京の警察や検察を名乗る複数の男から電話がありました。

そして、女性が指示された通り届いたキャッシュカードに金を移したところ、およそ４０００万円をだまし取られていたということです。

家族が警察に相談し事件が発覚。

警察は、被害者と同じ名義の口座を作り、金を振り込ませだまし取るという新手の詐欺事件として捜査をしています。