熊本市西区土木センターの元職員の男性が、センターの敷地内に止めてあったゴミ収集車に、家庭ごみを捨てていたことが分かりました。男性は１６日、市の聞き取りに対し「申し訳ないことをした」と事実を認め、熊本市は不法侵入などで警察に被害届を提出することを検討しています。

【熊本 竜太 アナウンサー】
「敷地内に止めてある、こちらのゴミ収集車に元職員はごみを捨てていました。普段は公園などで出たごみなどを回収するのに使われています」

西区土木センターによりますと、去年３月までセンターに勤務していた６０代の元男性職員は４月１３日の午後、センターの敷地内に許可なく立ち入り、止めてあったゴミ収集車の投入口に家庭用のゴミを捨てていたということです。

元職員はゴミ袋３袋分ほどのゴミを捨てているところを職員に発見され注意されましたが、そのまま立ち去ったということです。

元職員は１６日午前、センターを訪れ、聞き取りに対し「捨てたのは今回が初めて」と事実を認め、その後、職員に付き添われ熊本南警察署に向かいました。

【熊本市西区土木センター 弓削 秀和 所長】
「本人が『警察に出頭したい』と言ったので、警察に行って被害届の提出を（検討している）」

熊本市は、ごみの不法投棄や敷地への不法侵入で警察に被害届の提出を検討していて、「有料ゴミ袋を使うルールを守っている市民のみなさんに申し訳ない。厳正に対処する」としています。