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木村知事は伊藤環境相に懇談のあり方見直し要望【熊本】

水俣病被害者団体との懇談の席で、環境省の職員が、被害者側の発言中にマイクをオフにした問題を巡り、木村知事は23日伊藤 信太郎環境大臣と面会しました。
この中で木村知事は伊藤大臣に対し、懇談のあり方を見直すことなどを求めました。

【木村知事】
「熊本県としてもぜひ、懇談の在り方を見直していただき、丁寧に関係者の声を聞いていただく場を改めて設置していただきたい」

この問題は5月1日、水俣市で開かれた伊藤環境大臣と水俣病被害者団体との懇談の席で、環境省の職員が発言時間の3分を超えた団体側のマイクをオフにして発言を制止したものです。

国の来年度予算の編成を前に、各省庁への要望活動を行っている木村知事は23日、伊藤環境大臣と面会し、懇談のあり方を見直することなどを求め、改めて開催される
懇談の場には自らも参加し協力する意向を伝えました。

【伊藤環境相】
「大変不適切な運営が行われたことについて深くおわび申し上げます」
一連の問題について
陳謝した伊藤大臣は「改めて開催する懇談の場では関係者の意見を丁寧に聞けるような運営を十分に検討し、要望にも誠実かつ真摯に対応する」としました。

面会終了後、木村知事は、伊藤大臣から今国会終了後なるべく早く意見交換の場を設けたいとの意向が示されたことを明らかにしました。

【木村知事】
「『話を聞くだけの会では関係団体の皆さんは納得しないのではないか』と話したら、大臣も『いろんな課題を前進させていくための意見交換の場にすることについて
同じ思いを持っている』と言ってくれた」

木村知事は、改めて開かれる懇談が課題を前進させる場になることが確認できたとして「県としても責任を果たしてきたい」と話しました。

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