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阿蘇中岳「さらなる火山活動の活発化は認められず」 気象台が機動調査班を派遣【熊本】

阿蘇中岳で27日午後から火山性微動の振幅がさらに増大していることを受け、気象台は29日、機動調査班の職員2人を現地に派遣しました。調査の結果、さらなる火山活動の活発化は認められず、噴火警戒レベルの「3」への引き上げは見送られました。

気象台は、5月15日、阿蘇中岳の噴火警戒レベルを『1』の「活火山であることに留意」から『2』の「火口周辺規制」に引き上げ、現在、火口周辺1キロへの立ち入りは規制されています。

中岳では27日午前10時ごろから火山性微動の振幅が増大し、気象台は「噴火警戒レベルを『3』に引き上げる可能性がある」と発表。

29日、機動調査班の職員2人を現地に派遣しました。

【福岡管区気象台 阿蘇山火山防災連絡事務所 西 正儀 所長】
「昨夜から振幅は小さくなっているが、ガスの放出量の結果によっては、レベルを引き上げる可能性はある」

職員は風向きを見ながら高森町、南阿蘇村を車で巡回。

車外に取り付けた観測器で火山ガスの濃度を観測しました。

阿蘇火山博物館の池辺 伸一郎 館長は、次のように話します。

【阿蘇火山博物館 池辺 伸一郎 館長】
「火口カメラを見ている感じでは表面活動に大きな変化はないかなと感じている。地下活動としては、微動が大きくなったり小さくなったりというのは繰り返しているので、十分な注意が必要かなと思っている」

調査の結果、火山ガスの急激な増加は見られず、さらなる火山活動の活発化は認められないということです。

噴火警戒レベルは引き続き『2』となり、気象台は地元の自治体の指示に従い、危険な地域に立ち入らないよう呼びかけています。

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