新堀曜子先生の女性教室

新堀曜子先生の女性教室

毎週土曜 午前11:30~11:33
知っているようで意外と知らない女性の体について、福田病院の新堀曜子先生が皆さんからの質問に答えます。
愛育会 福田病院 産婦人科 新堀 曜子先生
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「妊娠後期の出血」

妊娠後期とは、妊娠8ヶ月、妊娠28週以降のことです。この時期に起こる出血の原因として、注意したい症状を3つご紹介します。

『早産・切迫早産』です。
早産とは、妊娠22週から36週までの出産のことで、切迫早産とは、早産になる手前の状態のことです。主な兆候は、出血のほか、持続的な腹痛やお腹の張りなどです。早産になった場合、週数によっては、赤ちゃんの呼吸が不安定になったり、障害が残る可能性もあります。

『常位胎盤早期剥離』は、通常、赤ちゃんが生まれた後に剥がれる胎盤が、出産前に剥がれてしまうものです。
症状は、出血を伴う激しい腹痛で、痛みが途切れずに続くのが特徴です。
出産前に胎盤が剥がれてしまうと、赤ちゃんは酸素不足に陥り、最悪の場合、死に至ります。

『前置胎盤』は、胎盤が、子宮の出口をふさぐ位置に形成されている状態です。
出産が近くなり、子宮口が開いてくると、胎盤の一部が剥がれて出血します。出血のときに痛みがないのが特徴で、大量出血になる場合もあり、母子ともに危険です。前置胎盤と診断されたら、妊娠末期には入院して安静を保ちます。

妊娠後期の出血には、出産直前にある『おしるし』の場合もありますが、自己判断はせず、少しでも出血があった場合には、すぐに医師に相談しましょう。

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