新堀曜子先生の女性教室

新堀曜子先生の女性教室

毎週土曜 午前11:30~11:33
知っているようで意外と知らない女性の体について、福田病院の新堀曜子先生が皆さんからの質問に答えます。
愛育会 福田病院 産婦人科 新堀 曜子先生
OA

「妊娠中の腰痛」

腰痛は、ほとんどの妊婦さんが悩まされるマイナートラブルです。妊娠中の腰痛には、主に、大きく分けて2つの原因があります。
         
まず一つめは、ホルモンの影響です。
妊娠中に分泌される『リラキシン』や『エストロゲン』『プロゲステロン』などの女性ホルモンには、関節や靭帯を緩める作用があります。
これは、分娩時に赤ちゃんがスムーズに出てこられるようにするためなのですが、その影響で、骨盤が不安定になり、筋肉にかかる負担が増えてしまうため、
腰痛を感じやすくなります。
分娩に必要なホルモンなので、妊娠中でも特に、妊娠後期から末期にかけて分泌量が増えるといわれています。


     
二つめは、妊娠による姿勢の変化です。
妊娠中期から後期になると、お腹が大きくなり、バランスを取るために腰が反り返り、背骨と腰骨を支える関節に負担がかかって腰痛を引き起こします。


 
妊娠中の腰痛の対策としては、軽い運動や、姿勢を良くすること、骨盤ベルト・腹帯などの使用、無理をせずに横になる、などの方法がありますが、ひどい腰痛には病気が隠れているかもしれません。
治まらない腰の痛みや、合わせて下腹部痛などがある場合は、切迫流産や切迫早産、流産や早産、子宮筋腫、性感染症、水腎症などの可能性もあります。

妊婦さんに腰痛は付き物ですが、病気が隠れている場合もありますので、まずは、医師に相談してみてください。

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