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「妊娠後期の注意点」
妊娠後期は、妊娠8ヶ月~10ヶ月のことで、お腹の赤ちゃんの成長とともに、お母さんの体も変化するため、マイナートラブルも起こりやすくなります。
妊娠後期に起こりやすいマイナートラブルの中でも、多くの妊婦さんが悩まされるのが、腰痛です。
妊娠中は、ホルモンの影響で、関節がゆるくなるため、腰痛が起こりやすい状態です。
それに加え、妊娠後期はお腹が大きくなり、体の重心がずれるため、バランスをとろうと、腰を反った姿勢になりがちです。
腰痛を予防するためにも、正しい姿勢を心がけましょう。
妊娠中の正しい姿勢は、『頭の真ん中を、見えない糸で上に引っ張られるイメージで、背筋を伸ばし真っすぐに立ち、肩の力を抜いて、胸を張らず、左右の足の親指に重心をかける』 です。
また、お腹が大きくなると、足元が見えづらく、バランスを崩しやすいので、転倒しやすくなります。少しの動作でも時間がかかるようになりますので、時間に余裕をもって、慌てて動かないようにしましょう。
このほか、『休んでもお腹の張りが治まらない』『出血や下腹部の痛み』『胎動がいつもより少ない』『頭痛や手足のしびれが続く』『水のような おりものが持続的に出ている』などの症状がある時には、すぐに病院を受診してください。
妊娠後期には、重いものを持ったり、急いで動いたりすると、お腹が張りやすくなります。パパにもサポートをお願いして、無理をしないように工夫して過ごしましょう。