熊本県警察学校伝統の金峰山駆け足登山訓練が１日、ありました。
警察官の卵たちは互いに励まし合い、およそ１３キロの道のりを走り抜きました。

６８年間続く熊本県警察学校の伝統行事『金峰山駆け足登山訓練』。

今回は、４月、入校した短期過程生と長期過程生合わせて７６人が挑みました。

【円陣】
「１班行くぞ！」「行くぞ、せーの、おー！」

そして午前９時。

【スタート】
「３、２、１、スタート！」

熊本市中央区渡鹿にある警察学校を班ごとに出発し、ゴール地点である金峰山登山口までのおよそ１３キロを走ります。

【堂前泉紀　記者リポート】
「熊本市西区島崎です。ここはまだ中間地点ですが、肌寒い気温の中、警察学校生たちは元気よく訓練に臨んでいます」
平坦な道が多かった前半に比べ、後半はほとんどが勾配のきつい上り坂。
全員でペースを合わせて進んでいきます。

【声掛け】
「１，２、そーれ！」
「ファイト！頑張ろう！」
「ゴールデンウイークが待ってる！」
そして、スタートからおよそ１時間２０分後…。

【ゴール地点】
「最後まで！ダッシュダッシュ！」
「無事、到着しました！」
「ありがとう」

無事に全ての班が完走を果たしました。
【荒牧　愛恋　巡査】
「坂道がとてもきつかった。仲間が帯で私を引っ張ってくれたので、最後まで走り切ることができた」

【前田　輝　巡査】
「班全員で一致団結して（訓練）できたので、すごくいい時間になった。全員で一人前の警察官になれるよう頑張っていきたい」
仲間と励まし合いながら登山訓練を乗り切った警察官の卵たち。

短期過程生は９月まで、長期過程生は来年１月までの研修を経て、各警察署に配属されます。