また、一連の問題で、水俣病被害者団体側に非難するような電話が寄せられていることが分かりました。

団体によりますと、伊藤大臣が謝罪に訪れた８日以降、「３分の持ち時間を守らないあなたたちが悪い」などと非難するような電話が数件、寄せられたということです。

一方で、別の団体には、団体側を応援したり擁護したりする肯定的な意見が電話やメールで多く寄せられているということです。

【伊藤 環境相】
「そのようなことが起きたことは誠に申し訳ないことで、深く反省している」

伊藤大臣は、非難の声が寄せられていることについてこのように述べた上で、「二次被害の防止など被害者に悪影響が出ないように対策を進める」と述べました。

また、木村知事も「差別や偏見をなくすための意識啓発を徹底していく」としました。

【木村 知事】
「非常に憤りを感じる。つらい立場、苦しい立場に置かれた人が必死の思いでしゃべったことなので患者被害者、それを支援する人たちへの差別、偏見、誹謗中傷は
あってはならない。意識啓発を徹底していきたい」