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新型コロナの治療薬

今日は新型コロナウイルス感染症の薬についてお話します。
抗ウイルス薬というのは、細胞に中にいるウイルスを殺す薬です。
飲み薬としては、ラゲブリオ、パキロビッド、ゾコーバの薬があります。点滴の治療薬としてはベクルリーがあります。

4月からコロナの公費支援がなくなり、自己負担額が上がります。
3月までは、ラゲブリオは5日間の処方で自己負担は最高9000円でしたが、4月からは2万8200円と約3倍に増えることになります。

ゾコーバという薬は、後遺症を減らすかもしれないというデータが最近分かっています。
後遺症とは、疲労感、倦怠感、関節痛、筋肉痛、咳、息切れといった症状が半年以上続くものです。
ゾコーバを服用した人は半年後の後遺症が14.5%であったのに対し、偽薬を飲んだ人は26.3%でした。つまりゾコーバは後遺症を半分近く減らすことが明らかになりました。

4月からはコロナの薬の自己負担額が増えますが、大事な薬ですので、主治医の先生と相談の上服用するかどうか決めてください。

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