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花粉症(1)

花粉症は、花や樹木の花粉に対して過剰な反応を引き起こすアレルギー疾患です。主な症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみや充血、喉の痛みなどがあります。

花粉症の中でもスギ花粉症はわが国で最も多く、最近では2人に1人がスギ花粉症であると言われています。そのため、昨年10月11日政府は、スギ花粉症は国民を悩ます社会問題であると位置づけ、その解決に向け花粉症対策「初期集中対応パッケージ」をまとめました。①スギの伐採等による発生源対策、②人工知能などを用いたスギ花粉飛散量の予測等の飛散対策、③予防・治療等の発症・暴露対策が主な柱となる対策です。

発症・暴露対策とし、まず飛散時に外出を控える、外出時はマスク等を着用するなど花粉症予防行動を呼びかけ、また花粉の飛散開始前から抗アレルギー薬を飲み始める初期治療が有効であり周知を図っています。花粉が飛び始める2週間前から飲み始めるとよいでしょう。そして、スギ花粉症を根本的になおす治療であるスギ舌下免疫治療を推奨しています。スギ花粉エキスを含む治療薬を1日1回舌下から体内に取り入れ、徐々に体をスギに慣らしていく治療法です。最低3年間続けることが必要ですが、80%の人に効果がみられます。ただ、花粉飛散中は治療を開始できませんので、注意が必要です。政府は、2025年から舌下免疫療法治療薬を25万人分から50万人分に倍増させる計画を推進しています。

花粉症を疑う症状がある人は、早めに適切な検査、診断を受けることが必要です。その上で、治療法を決定していきます。治療では、抗アレルギー薬の内服治療や舌下免疫治療が中心となりますが、重症の人などには、手術療法や抗IgE抗体療法などもあります。まずは耳鼻咽喉科専門医を受診し、ご相談ください。

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