はじめての妊娠・出産・・・
嬉しさと同時に、プレママならではの疑問や不安もあるものですね。安心のプレママロードを歩むために、専門家に教えてもらいます。

今回は『妊婦さんの気をつけたい感染症』について
お話：福田病院　河上 祥一　病院長

感染症にもいろいろありますが、妊婦さんに特に気をつけて頂きたいのは『インフルエンザ』と『りんご病』です。
妊婦さんがインフルエンザに感染すると重症化しやすいと言われています。
やはり大事なのは予防で、予防接種は、厚生労働省日本産科婦人科学会も早い時期でのインフルエンザワクチンの接種を推奨しています。
妊婦さんの重症化は防げますし、お産が間近の場合インフルエンザのワクチンの効果が赤ちゃんにも移行しますので、で新生児への予防にもなるとも言われています。
そして『リンゴ病』ですが、お子さんが感染しても比較的軽症で済みますので、そう心配はいらない病気です。しかし、妊婦さんが感染すると、お腹の赤ちゃんが亡くなったり、胎児水腫といって赤ちゃんに浮腫みが出たりします。リンゴ病には、インフルエンザのようなワクチンがありません。治療薬もありません。リンゴ病は上のお子さんが通っている幼稚園や保育園からもらってくることが多いですね。一度感染すると二度と感染することはないと言われていますので、事前に検査することをお薦めします。検査では、すでに感染経験のある陽性とか、今後感染、発症の可能性がある陰性のほか、現在、感染しているかどうかも分かりますから、早めに健診、や超音波検査をして頂いた方が良いと思います。