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「マタニティスポーツ」
妊娠中、まったく運動をしないでいると、筋力が低下し、お産に必要な筋肉まで衰えてしまいます。
マタニティスポーツは、妊娠中を健やかに過ごすことを目的に行う、妊婦さんのための運動療法です。
妊娠中は、妊娠生活をより快適に過ごすため、また、お産に備えて体力をつけることや、体重管理の意味でも、適度な運動をすることが推奨されています。
マタニティスポーツを始める時期は、妊娠5ヵ月に入る妊娠16週以降で、始める際には、必ず、医師の許可をもらってください。
妊娠経過に問題がなければ、妊娠後期の妊娠35週くらいまで行うことができます。
福田病院内にある、メディカルフィットネスクラブ コアラウェルネスは、運動を通して、妊娠・出産を中心とした 女性の病気の予防・治療や健康づくりのサポートを目的としていて、専門のインストラクターが、医療スタッフと連携をとりながら、安全で効果的な運動を提供しています。
実施しているマタニティスポーツのクラスは、スタジオで行うエアロビクス、エクササイズ&ストレッチ、プールで行うスイミング、アクアビクスなどで、通院中の妊婦さんは、どなたでも参加することができます。
中でもアクアビクスは、音楽に合わせて、水中で 立ったまま行うエクササイズで、顔を水につけずに行うので、泳ぎの苦手な方でも、気軽に参加することができます。
浮力・水圧・抵抗など水の特性を利用したエクササイズで、妊娠中の不快な症状の緩和や、筋力・筋持久力を強化でき、お産に向けた体力づくりができます。
また、お産の際に役立つトレーニングや、呼吸法なども学ぶことができます。
適度な運動は、安産にもつながり、ストレスの解消にもなります。
くれぐれも無理をせず、楽しみながら取り組むようにしましょう。