曜子先生の女性教室

曜子先生の女性教室

毎週火曜よる9:54 OA
知っているようで意外と知らない女性の体について、福田病院の福田曜子先生が皆さんからの質問に答えます。
愛育会 福田病院 産婦人科 福田 曜子先生
OA

「妊娠初期の症状」

妊娠初期とは、妊娠1ヶ月から4ヶ月末までのことで、妊娠の成立とともに、お母さんの体には、さまざまな変化があらわれます。

妊娠1ヶ月は、妊娠0週0日からはじまりますが、これは、最終月経の開始日にあたります。
一般的に、月経周期を28日で考えた場合、妊娠2週0日が排卵日で、妊娠が成立するのは妊娠3週ごろとなり、まだ妊娠が成立していない時期から、妊娠週数を数えていることになります。
次の月経予定日にあたる妊娠4週には、妊娠2ヶ月に入り、早ければ この頃から、妊娠による体調の変化を感じるようになりますが、感じ方には個人差があるため、全く気づかない場合もあります。

妊娠の兆候として、最もわかりやすいものは、『月経の遅れ』です。
受精卵が子宮内膜に着床すると、月経時に はがれ落ちるはずの子宮内膜がそのまま成長するため、月経が止まります。
さらに、『着床出血』といわれる 受精卵が子宮内膜に着床する際の少量の出血や、胃のむかつき・吐き気などの『つわり』、『胸の張りや痛み』、『眠気や だるさ』、『微熱や 熱っぽさ』、『嗅覚や味覚の変化』、『腹痛』、『腰痛』、『頻尿』、『便秘』、『頭痛』、『肌荒れ』、『おりものの量が増える』など、症状は さまざまですが、これらは、月経前の症状とも よく似ているため、月経が10日ほど遅れた、妊娠5週から7週頃、妊娠に気づくケースがほとんどです。
また、毎日、基礎体温を測っている場合は、高温期が2週間以上続きます。

妊娠の兆候があり、月経が遅れ、妊娠検査薬で陽性反応が出たら、産婦人科で妊娠を確認してもらいましょう。
受診時期の目安は、月経が1、2週間 遅れたころです。

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