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「妊娠したと思ったら」
毎月、必ず同じ周期で月経が来るという人は少なく、月経予定日から2、3日ずれることは珍しくありませんが、1、2週間過ぎても月経が来ない場合は、妊娠の可能性を考えましょう。
もし、『妊娠したかもしれない』と思ったら、まずは、市販の妊娠検査薬で調べてみましょう。
妊娠検査薬は、妊娠が成立すると分泌されるホルモンが、尿の中に含まれているかどうかを検出するもので、このホルモンは、月経予定日を過ぎた頃から増加するため、市販の妊娠検査薬は、月経予定日の1週間後から検査するものがほとんどです。
月経予定日や、その前に検査をすると、ホルモンの分泌量が少ないため、妊娠していても陰性になる可能性があります。
また、月経予定日がわからない場合は、性交渉から3週間以上経った頃に検査してみましょう。
現在市販されている妊娠検査薬は、かなり精度が高くなっているため、陽性反応が出たならば、ほぼ間違いなく妊娠していると思ってください。
妊娠検査薬で陽性反応が出た場合は、早めに産婦人科を受診するようにしましょう。
妊娠検査薬では、妊娠の有無はわかっても、正常な妊娠かどうかの判断まではできないため、子宮内膜以外の場所に受精卵が着床する『異所性妊娠』などの異常妊娠の可能性もあります。
『異所性妊娠』は、放置すると、子宮以外の着床した部分で破裂して、大量出血を起こし、大変危険な状態になるため、早めの受診で発見されることが重要になります。
妊娠を少しでも早く知ることは、母子の健康を考える上でも、大切なことです。
妊娠初期は、赤ちゃんの体の基礎がつくられる重要な時期なので、妊娠の可能性がある場合は、健康的な生活を心がけるようにしましょう。