曜子先生の女性教室

曜子先生の女性教室

毎週火曜よる9:54 OA
知っているようで意外と知らない女性の体について、福田病院の福田曜子先生が皆さんからの質問に答えます。
愛育会 福田病院 産婦人科 福田 曜子先生
OA

「新生児について」

新生児とは、誕生日を0日として、生後28日未満、生後4週未満の赤ちゃんのことで、一般的に、1ヵ月健診までの赤ちゃんを新生児と呼びます。

予定日前後に生まれた赤ちゃんの体重は、2500g~3000g前後、身長は50cm前後が一般的です。
新生児期の赤ちゃんは、1日中、授乳しては眠る、泣いて起きるの繰り返しで、昼夜の区別もなく、寝てばかりいます。
授乳は、赤ちゃんが泣いて欲しがるたびに与えますが、2~3時間おきに、1日10回~12回程度、おむつ替えは、排尿が1日に10回~20回、排便は1日に4回~8回くらいです。

生まれたばかりの赤ちゃんの視覚は、光の明暗が分かり、20cm先がぼんやり見える程度、聴覚は、お腹の中にいる時から聞こえていて、生まれてすぐの聴力検査でも音に反応します。
触覚は、寒い・暑い・冷たい・痛い・かゆいなど皮膚の感覚が備わっており、嗅覚や味覚は、お母さんの母乳のにおいが分かり、甘い・苦いが分かるといわれています。

また、体温調節機能がまだ発達しておらず、気温や湿度などの環境の変化で、体温も変動します。熱がこもると体温が異常に上昇し、寒さにさらされると低体温になってしまします。
夏場は26℃~28℃、冬は20℃~23℃、湿度は50%~60%程度が理想です。病原菌に対する抵抗力も弱いので、部屋を清潔に保ち、不要な外出や、人ごみに出るのは控えましょう。

赤ちゃんが泣いているときは抱き上げてあやし、眠ろうとしているときは、静かに寝かしつけるなど、赤ちゃんのリズムを大切にして、赤ちゃんに合わせて生活をしましょう。

プッシュ通知でTKUの番組やイベントの
最新情報をお届けします!