出産前から産後までの一定期間 実家に帰り、近くの病院で出産をする『里帰り出産』は、メリットとデメリットを考え、ご家族とよく相談して、早めに決めることが大切です。
　　　　　　　　　
里帰り出産のメリットとしては、『出産・育児の経験を持つ実母のサポートがあり心強い』、『家事を任せて ゆっくり過ごすことができる』、『産後に しっかりと休養できる』、『赤ちゃんのお世話に専念できる』などがあります。
一方、デメリットとしては、『病院が変わることによる不安』、『産前産後の移動が大変』、『パパと赤ちゃんが触れ合う時間が少なく、父親としての実感がわきにくい』、『自宅に戻ってからの生活に負担を感じやすい』などがあります。
里帰り出産には、ご家族の理解と協力が不可欠です。
よく話し合って、決めるようにしましょう。

里帰り出産をすることに決めたら、主治医に その意向を伝え、可能かどうかの確認をしてください。
大変 稀ではありますが、特殊な合併症などで、里帰り出産ができない場合もあります。

また、転院先の病院を探す際には、分娩予約や初診の時期など、病院によって対応が異なるため、気をつけましょう。
転院先の病院が決まったら、今通っている病院に報告をして、紹介状を書いてもらう必要があります。

実家への移動は、妊娠９ヵ月末の妊娠３５週までには済ませましょう。
産後に必要な育児用品や自分の衣類などは、あらかじめ実家に送っておくと荷物が少なくてすみます。
消耗品は、産後に買い足せるので、必要最小限を準備しましょう。

福田病院では、里帰り出産を予定している妊娠１２週以降の方を対象に、転院時の予約を受け付けています。
また、里帰り出産の方には、分娩前後に必要なものを全て用意しています。