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「妊娠中の年末年始の過ごし方」
今年も、残すところ1週間をきりました。
年末年始は、イベントが多く、会食の機会も多いと思いますが、妊婦さんは、体重管理や体調管理に十分気をつけてください。
年末年始のご馳走には高カロリーなものが多いため、食欲のままに食べてしまうと、すぐにカロリーオーバーになってしまいます。
『高カロリーのもの』は、急激な体重増加や、血糖値の上昇による妊娠糖尿病に注意します。
また、お正月のおせちは保存食なので、塩分がとても多く入っています。
『塩分の多いもの』は、腎臓や血管に負担がかかり、むくみの原因にもなりますし、塩分の取りすぎは血圧が上がるため、妊娠高血圧症候群にも注意が必要になります。
さらに、妊娠中は免疫力や消化機能が低下しているため、食中毒や消化不良を防ぐ意味でも、『生もの』には気をつけましょう。
生の魚介類などが原因となるノロウイルスは、急性胃腸炎を引き起こし、生ハムやナチュラルチーズなどの非加熱食品によるリステリア菌、トキソプラズマは、
胎盤を通して赤ちゃんに感染すると、早産や流産などの原因になることがあるため、注意が必要です。
妊娠中は基本的に、火が通ったものを食べるようにしましょう。
これから、寒さも本格的になるため、体の冷えや、感染症にも注意しましょう。
妊娠中は、免疫力の低下から、感染症にもかかりやすくなっているため、マスクや手洗いうがい、部屋の換気など基本的な感染症対策はもちろん、十分な睡眠とバランスの良い食事を心がけ、体調を整えるようにしてください。
福田病院から、年末年始の外来診療についてのご案内です。
年内は、30日まで、新年は、1月3日から、通常どおり診療いたします。
詳しくは、福田病院ホームページをご覧ください。